カブトムシ成虫の育て方!飼い方で寿命はのびる?

カブトムシ,飼育ケース

最近は外で元気に遊びまわる子供もあまり見かけませんが、家の中でゲーム夢中なのでしょうか。

数回にわたってカブトムシの捕り方などをお伝えしてきました。

親子で楽しめるカブトムシ採集に最適な時期や時間帯、採集場所」やカブトムシをさらに効率よく捕まえるための「トラップの作り方と仕掛け方」、そしてトラップの一つである「カブトムシの灯下採集の仕方」を紹介しました。

今回は、実際に捕まえたカブトムシの成虫の飼い方や寿命について紹介したいと思います。

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カブトムシ成虫の育て方

カブトムシ夜行性だという話を以前にしましたが、カブトムシやクワガタは日中は風通しのよい場所で物陰に隠れて過ごしています。

カブトムシは夏の虫!というイメージがありますが、決して夏の暑さに強いわけではありません。

なので、カブトムシを捕まえたらできるだけ自然環境に近い形で育ててあげるのが長生きさせるコツでもあります。

そして、何よりも

「うっかりしていたらケースのふたが開いていて逃げてしまった。」
「ケースから出して遊んでいたら飛んで行ってしまった。」
 「車の中に置いていたら・・・・。」
なんていうことの無いように最後までしっかり育てましょう。

タイミングよくオスとメスをつがいで飼うことができたら「」を産み、「幼虫」になって越冬し、来年にはそれが「さなぎ」になり、やがて「成虫」になる可能性だってあります。

そしてカブトムシの命が受け継がれていくという貴重な体験もできますから、子供には命の尊さ、大切さを教えられるかもしれません。

まず、カブトムシを捕まえたら用意するものですが、以下の通りです。

①飼育ケース(カブトムシが逃げないようにフタのあるもの)
②マット (カブトムシ専用のものありますが、腐葉土やおがくず、砂など)
③とまり木(カブトムシがひっくり返るのを防いだり、喧嘩をさせないため)
④きりふき(カブトムシは乾いたところが苦手なので湿り気を与えます)
⑤えさゼリー(樹液ゼリーなどの名称で市販されているゼリー状のえさ)
⑥その他(・スプーン/幼虫を移動させるときに使う
     ・エサ台/えさゼリーを乗せる台。止まり木としても兼用できます
     ・ハエ捕り紙/コバエ等を捕るために使う)

それでは、カブトムシの飼い方について順にみていきましょう。

◎飼育ケースについて

市販されているカブトムシは「ムシカゴ」に入っている場合もありますが、自宅にない場合は「水槽」や「コンテナ」、「衣装ケース」などでも代用できます。

カブトムシの行動範囲を広くしてやるためには大きめのケースが良いですが、透明な水槽の方が観察には適しているかと思います。

もし、子孫を繁栄させたい場合は、半透明でもフタがあって乾燥しにくいコンテナ」や「衣装ケース」が良いかと思います。

そして、大きさですが、可能な限り、大きめの方が良いです。

と言っても、水槽に準じた大きさですけど。

◎飼育ケースの置き場所

まず、注意したいのが飼育ケースの置き場所です。

カブトムシは夏に出てくる生き物ですから、暑さに強い様に思われがちですが、ケースごと直射日光にはあわせないでください。

また、30度以上になる室内もおすすめ出来ません。(もちろん、車の中もですけど。)

カブトムシは夜行性で日中は木陰や土の中に隠れて過ごし、涼しくなる夜に活動します。

ですから、飼育ケースはできるだけ涼しい日蔭の涼しい場所に置きます。

◎飼育ケースには何匹入れてもいいの?

ケースの大きさにもよりますが、オスを2匹以上同じ飼育ケース内に入れるとケンカをしてしまいます。

小さいケースであればオスとメスは1匹ずつが基本です。

カブトムシが戦っている姿も雄々しいものですが、むやみに戦わせたりすると寿命が短くなることもあるようですから、注意いしたいものです。

衣装ケースであれば10匹程度は飼えます。

◎マット

家にあたるケースが用意で来たら、一般的には「マット」と言われる今度は床にあたる部分の準備です。

カブトムシ幼虫育成マット」などという名称でカブトムシ専用の腐葉土も市販されていますが、少々割高ですし、最寄りのホームセンターで園芸用の腐葉土を購入します。

特にオスとメスを飼って卵を産ませたい場合は、腐葉土が幼虫のエサにもなります

ですから、殺虫剤等を含まない無添加の落ち葉100%の物を選ぶと良いようです。

腐葉土の量ですが、土が浅いと卵を産まない場合もあるようですので、ケースの半分以上、できれば7~8分目まで入れます。

◎とまり木

成虫を複数飼育する場合には広いケースがおすすめですが、カブトムシ同士が喧嘩になりにくい様に「止まり木」や「枯れ葉」などを用意し、立体的なレイアウトになるように工夫します。

◎カブトムシのエサ

カブトムシのエサですが、最近は衛生面から市販の「樹液ゼリー」がおすすめです。

ホームセンターやペットショップなどで買い求めることができます。

他には「樹液トラップ」でも使えるような樹液に近いはちみつ液砂糖液を脱脂綿などに染み込ませて与えたり、
リンゴ
バナナ
パイナップル
なども食べます。

しかし、注意が必要なのは水分の多い果物などです。

よくスイカをやっているのを目にしますが、スイカキュウリなどは水分が多く、利尿作用がありますので、脱水症状を起こすことによって寿命が短くなる場合があるようです。

また、生の果物はコバエなどが寄ってきますので、こまめに取り替えたいものです。

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カブトムシの寿命はどれくらいなの?

カブトムシ成虫になってからの寿命はだいたい1~3ヶ月程です。

えっ、そんなに短いの?と思われるかもしれませんが、卵から幼虫と成長し、冬眠もしますから、だいたい1年は生きることになります。

ただし、飼育ケースで上手に飼えば秋の終わりぐらいまで長生きすることもあります。

外敵がいないことや、温度管理もできるのでカブトムシにとっては生活環境が良い分、長生きするようです。

<カブトムシの成長過程>

7月~ 産卵 オスとメスが交尾の後、5mmほどの穴をあけてメスが産む卵を産みます。数は20~30個ほど。直径は2~3mmで何日かすると倍近くに膨らみます。色は薄茶色になり、形は丸くなっていきます。
8月~9月 孵化(ふか) 2週間ほどすると卵がかえって幼虫が出てきます。幼虫は8~10mmほど。
10月~11月 幼虫

孵化した幼虫は1週間から10日で体が1.2~2cmになり、脱皮します。
さらに3週間後に2度目の脱皮をして8~12cmほどの大きさに。一番成長する時期です。

12月~3月頃 幼虫(冬眠) えさは食べずじっとして冬眠します。
4月~ 幼虫 冬眠からさめてふたたびエサを食べ始めます。
5月~6月頃 サナギ 幼虫はサナギになります。
6月頃 羽化 サナギぶになって3週間ほどで皮をやぶって脱ぎ捨てます。
7月頃 成虫 羽化から1~2週間はそのまま土の中でじっと体が固まるのを待ち、ようやく外へ出てきます。

まとめ

余談ですけど、私が子供の頃の事です。

暑い日ざしが照りつける砂場でカブトムシと遊び、昼食だと母が呼びに来たので逃げないようにとポリバケツをかぶせてその場を離れました。

今思えば無知で残酷な仕打ちだったのですが、昼食を食べて戻るとカブトムシが居なかったという悲しく苦い記憶があります。

理由はお察しの通り、今回ご紹介したカブトムシの飼い方のルールを一切無視した結果に他なりません。

自分でつかまえてきたカブトムシがエサを食べている様子を観察するのは楽しいものです。

ましてや卵を産み、それが成虫になったらどんなに嬉しいことでしょう。

運よくカブトムシのオスとメスを捕まえることができたら、子供達には夏だけで観察や飼育を終わらせず、ぜひ「卵」から「幼虫」、そして「さなぎ」になり成虫になるまで育てさせてやりたいものです。

我が家では私が小学生の頃には鈴虫も何年も育てていた経験もあり、茄子などのエサをやるのは子供の役目でした。

当時は夜にはエアコンもかけず、夏の終わりに鳴く鈴虫の鳴き声も風流なものでした。

できれば、子供の頃からカブトムシや鈴虫の「命が永遠に受け継がれていく。」という原体験をさせたいものですね。

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